代表幹事
林 正博
代表幹事
清川 肇
代表幹事
吉田 真士
挨拶
福井経済同友会は、地域経済活性化と地域貢献に向け、昭和30年に創立以来地域に根ざした活動を続けてまいりました。
◇日 時 | 2020年2月4日(木) 14:00〜18:00 |
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◇会 場 | 福井商工会議所 地下 国際コンベンションホール |
◇参加者 | 123名 |
今年度の福井大学FUNTECフォーラムは、昨年の参加者を大幅に上回る123名の参加者が集い、盛大に開催された。当フォーラムはFukui University New Technology Forumの略で、今年度で第29回目を数えるが、福井大学と福井大学産学官連携本部協力会の共催で、共同研究の成功事例の発表の場として、更なる推進を図るために開催されている。
第1部のシーズ発表会では、「パーキンソン病患者の歩行補助具の試作開発」「e-テキスタイル活用による乳がん早期発見・自己検診システムの視察開発」や「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム『ワンチップ光制御デバイス革新的オプト産業の創出』」(所謂グーグルグラス)など、地域貢献や医工連携を意識した研究成果が披露された。
第2部の全体会議では、まず、文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課 地域支援室長 山之内裕哉氏と経済産業省 近畿経済産業局 地域経済部 地域経済課の伊藤恵美子氏のお二方に来賓挨拶を頂いた。
その後、福井大学産学官連携本部長の米沢教授から、活動の現状と今後の方向性などについて報告がなされたのに引き続いて、「知識基盤時代の共同研究〜データサイエンスの活用像〜」とのテーマでパネルディスカッションが行われた。
最後に、全体会終了後、隣室に会場を移し、交流パーティーを開催し盛会のうちに終了した。
◇日 時 | 2020年2月19日(水) 16:00〜17:45 |
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◇会 場 | ザ・グラン ユアーズフクイ 3F 葵の間 |
◇参加者 | 96名(内協力会会員46名) |
「第19回福井大学と福井大学産学官連携本部協力会とのトップ懇談会」は、ザ・グランユアーズフクイ3F葵の間で開催された。トップ懇談会は協力会の会員や、福井県を始めとした行政関係、福井大学の役員など多くの産学官関係者が集い、産学官連携が抱えている問題や課題などについて意見を交わすイベントである。
トップ懇談会の開催前に同じ会場で、福井県と福井大学とが「超小型人工衛星の研究などに関する覚書の調印式と記者会見が開かれた。2月に東京大学特任研究員であった青柳氏を福井大学産学官連携本部准教授として招き、県内企業に対する技術指導や人材育成などを進め、宇宙ビジネスへの新規参入を促し、一層の産学連携を進める狙いである。
これを受けて、今回のトップ懇談会では、宇宙ビジネスでの産学官連携を考えるために、県民衛星などの超小型人工衛星を念頭に「超小型人工衛星プロジェクトに見る産学官連携」をテーマにパネルディカッションを実施し、産学官がどのような方向性を持って取り組むべきかについて、江守会長のファシリテーションで進行した。
進藤哲次氏 福井商工会議所 副会頭
福井県民衛星技術研究組合 理事長
株式会社ネスティ 代表取締役
東村健治氏 ふくい産業支援センター 理事長
強力真一氏 ふくい産業支援センター 常務理事
上田孝典氏 福井大学 学長
江守康昌氏 福井大学産学官連携本部協力会 会長
福井経済同友会 代表幹事
日華化学株式会社 代表取締役社長
まず、東村理事長から超小型人工衛星プロジェクトの概要について説明があった後、進藤会長から、組合参加企業はリスクを取り出資もしていることが指摘され、更に強力常務理事からは、参加企業はモチベーションも高く、積極的な取り組み姿勢が技術の急速な向上とノウハウの習得に繋がっているとの意見があった。
今後の取り組みとして、衛星からのデータの観光や防災などの広い分野での活用や発展途上国への売り込み、宇宙での創薬研究に役立つことが挙げられると同時に、超小型人工衛星の製造ノウハウやこのプロジェクトの連携が産学連携のノウハウとして蓄積されていくとの見解が示された。
パネルディカッション終了後、福井大学が新たに設けた「産学官連携『コンシェルジュ』」の自己紹介が行われた。
これは大学教員の事情に詳しいコンシェルジュが企業目線で企業とともにテーマを探し、教員とのマッチングに努める人材で、URA(リサーチ・アドミニストレーター)の徳田加奈氏と河上寛氏が紹介された。