事業計画

2022年事業計画

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2022年度 事業計画
グレート・トランスフォーメーション(大変革)
〜予測不能の時代に向かって〜

 技術革新や感染症のまん延、更にはロシアのウクライナ侵攻など、近未来ですら予測不能で変化が突然に訪れる曖昧な社会(VUCAの時代*)において、従来の型に納まったビジネスだけでは乗り切れないとの危機感から、自らが大きく変わって発展しようとの決意を込めて「グレート・トランスフォーメーション(大変革)」をテーマとする。


 当会では2021年度事業計画に「脱炭素社会(カーボンニュートラル)を考える委員会」「ウェルビーイング社会を考える委員会」などを新設し、計9委員会で幅広く社会の流れを見定められるよう研究を進めてきた。
 新しい考え方をどのように経営に組み入れていくのか、何を意識して何を変えるべきなのか、次第に方向性が見えてきた。福井県が幸福度日本一の評価を得ながら実感に乏しい原因を深掘りし、ウェルビーイング経営をベースにさらなる生産性の向上、付加価値の創出、労働環境の改善、若者の地元就職の促進などにつなげたい。
 DX研究委員会の提案から昨年、事務局運営のDX化に着手し当会の変革もスタートしている。これを機に会員企業のDXの取り組みが加速することを期待したい。


 福井県にとって大きなインパクトとなる北陸新幹線の県内延伸は24年3月に迫っており、今こそ新幹線効果の最大化に向けて全力を尽くさなければならない。その一環として、会員が県内の歴史や文化について視察を交えて学び直す活動も始めており、更に拡大していく。多くの企業人が地元の奥深さに不見識な現状を変革し、もっと知って伝えることが、北陸新幹線県内開業後のおもてなし力向上につながると確信している。観光に注目する中で、「ふくいらしさ」についての議論も深めていきたい。
 更に、北陸新幹線の大阪までの延伸について、早期着工を実現するため関西を中心とする西日本の経済界に継続的に働きかけを行っていく。


 そして、当会として初めて誘致した「全国経済同友会セミナー」の24年4月開催に向け、今年から準備を本格化させる。全国から発信力も高い千人規模の経済人をお招きするに当たり、福井県の魅力を最大限伝えられるよう努めていく。これを契機に福井県での様々な全国規模のイベント開催の後押しができれば、望外の喜びとなる。


*VUCA
Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を並べて一つの単語としたもの。1990年代後半にアメリカ合衆国で軍事専門用語として発生したが、2010年代になってビジネス業界でも使われるようになった。
(出典:Wikipedia)

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交流促進/文化研究委員会

例会の講師の選定及び運営を行う。例会開催では新型コロナウィルス感染症の影響を考慮してリアル開催とオンライン開催やハイブリッド開催など、その時期に応じた開催方法を選択していく。
「幸福度日本一」とされながら「文化」項目の評価が低い(19年度全国38位)現状を踏まえ、会員が福井の歴史や文化、スポーツなどをテーマに視察、研修を行い、地元への理解を深める活動を会員全体に広げる。
24年の全国セミナー開催に向け、会員増強を目指す。

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次世代イノベーション委員会

新入・若手会員(入会3年以下・50歳以下)を対象にした交流会を企画し、プレゼンターのアピールの場として、会員相互の人脈づくりを促すとともに、同友会活動の理解促進に努める。
DX研究委員会など他委員会とも横断的に連携を図り大規模から小規模まで様々なグループでの交流を促進する事で企業が持つケイパビリティの相互理解、企業共創によるイノベーティブ思考の醸成、ビジネスマッチングにつなげていく。

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人づくり委員会

「社員交流小委員会」では、リーダーシップやイノベーションの素養を磨く人材育成につなげるために、会員企業の社員の交流や研修を実施する。
「Fターン小委員会」ではU・Iターン人口の増加につながる学校教育について研究し、進学高校向けのセミナーの実施と進学指導教員とのコミュニケーションに努める。
「若大海」の発展を支援し、経済界と教育界の相互理解促進に努める。

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地域創生委員会

「スーパーシティ」「グリーンシティ」などを研究し、目指すべき地域像を探る。
北陸新幹線開業後の2次交通の在り方やMaaSについても研究するとともに、近未来の地域活性化策として、行政手続き上のDX、サテライトオフィス、ワーケーションなど、地域創生に繋がる活動について研究していく。


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交流人口・観光促進検討委員会

観光振興について研究する。
「福井らしさ」を一つの切り口に、地域のブラッシュアップ、知名度の向上、交流人口の増加などを目指すため、地方公共団体や関係機関を巻き込んだ運動を展開していく。


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DX研究委員会

会員企業のDX促進を目的に、事務局のDX(Link DX)を試験的に実施する中で、失敗や成功の事例を会員に開放することによって会員のDXに関する知見の向上と会員相互の情報交換に資する。
福井大学産学官連携本部協力会を所管する。


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脱炭素社会(カーボンニュートラル)を考える委員会

50年目標のカーボンニュートラルに向けて、「CO2を出さない」「排出したCO2を吸収する」ための手法、ビジネス化のヒントを研究する。
また、原子力発電所が集中立地する福井県の経済団体として、原子力発電に関する知見を高め、対外に発信していく。
国産木材の活用策なども研究する。


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SDGs持続可能な社会を考える委員会

全世界的に推進されている「SDGs」の実現について研究する。
「福井県長期ビジョン(20〜40年)」でも積極的に取り組むことが盛り込まれており、経済界の理解促進にも努め、会員企業の全社員にまで浸透するSDGsの議論を深め、企業間イノベーションに発展できるよう後押しを目指す。


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ウェルビーイング社会を考える委員会

幸せな社員の創造性は3倍高く、生産性は30%高いと言われているが、国連の幸福度調査(20年)において日本の順位は62位で、主要先進国中最下位である。
健康経営の研究から一歩踏み出したウェルビーイング経営の研究と女性や子どもらにとっても幸せなまちづくりの在り方についても研究する。


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2022年度の活動組織と運営

総会 5月12日(木)
例会 適時開催
常任幹事会 毎月開催
幹事会 適時開催
委員会 適時開催
委員会組織 交流促進/文化研究委員会
次世代イノベーション委員会
人づくり委員会
地域創生委員会
交流人口・観光促進検討委員会
DX研究委員会
脱炭素社会(カーボンニュートラル)を考える委員会
SDGs持続可能な社会を考える委員会
ウェルビーイング社会を考える委員会

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交流活動

会員懇談会 2022年8月22日(月)予定
来年を語る会 2022年12月7日(水)予定
懇親ゴルフコンペ 2022年11月開催予定

他地域との交流活動

経済同友会中央日本地区事務局長会議(福井)
   2022年6月30日(木)7月1日(金)
西日本経済同友会代表者会議(福岡)
   2022年7月14日(木)
全国経済同友会事務局長会議(盛岡)
   2022年9月8日(木)
経済同友会中央日本地区会議(福井)
   2022年10月3日(月)
西日本経済同友会合同懇談会(山口)
   2022年11月4日(金)5日(土)
日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミット(鳥取)
   2022年11月24日(木)
全国経済同友会代表幹事円卓会議(群馬)
   2022年12月5日(月)

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