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「福井大学FUNTECフォーラム」

　今年度の福井大学FUNTECフォーラムは、福井大学と福井大学産学官連携本部協力会の共催で、121名の産学官関係者が参加して開催された。当フォーラムは今年度で第24回目を数えるが、福井大学と産業界の交流の場として年を経るごとに活況を呈している。
　産学官の連携を深める福井大学は、所有する実験、計測機器類を終結した研究開発施設「オープンR＆Dファシリティ」を文京キャンパス内に整備し、今年度のFUNTECフォーラム開催当日に開所式と見学会が行われた。開所式と見学会には、関係する40社の担当者らが出席、テープカットの後、施設を見学した。
　その後のFUNTECフォーラム全体会議では、田中・福井大学産学官連携本部協力会会長は、「現在会員数は約220社となっている。福井県の経済活性化の観点からも、産学官連携は大きな役割を担っていることから、会員の皆様には活動への深い理解と共同研究への積極的参加をお願いしたい」と挨拶した。
　続いて福井大学産学官連携本部長の米沢教授から、「地域連携による魅力ある産業基盤づくり」と題し、活動の現状と今後の方向性などについて報告がなされた後、株式会社ispace 代表取締役社長 袴田武史氏が「民間企業による月面探査への挑戦（チームHAKUTO）」と題し、特別講演を行った。袴田氏はロボットによる月面探査を目指す日本チーム「HAKUTO」運営の中心人物として、これまでの苦労や今後の展望を述べた。
　全体会終了後、アカデミアホールに会場を移し、交流パーティーを開催し盛会の内に終了した。

第15回福井大学と福井大学産学官連携本部協力会とのトップ懇談会

　「第15回福井大学と福井大学産学官連携本部協力会とのトップ懇談会」は、福井大学総合研究棟の13階会議室で開催された。当日は、協力会の会員、福井県、福井市を始めとした行政関係、福井大学など多くの産学官関係者が集い、産学官連携が抱えている問題や課題などについて、熱心に意見を交わした。
　また、2月にオープンした「オープンR＆Dファシリティ」と「工学実験棟」を有効活用し県内産業の活性化に繋げるために、シーズとニーズのバランスを取った大学の在り方などの意見が出された。