第38回全国経済同友会セミナー高知大会が開催されました。

カテゴリ交流活動

掲載日2026.04.20

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福井からの参加者

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第1セッションに登壇された林委員長

 2026年4月16日・17日の2日間、「第38回全国経済同友会セミナー高知大会」が高知市にて開催され、「幸せの国創りは土佐の山間より〜ウェルビーイングな日本を目指して〜」をテーマに、全国44の経済同友会から約1,200名の会員(当会からは22名)が参加しました。

 第1部のパネルディスカッション「ウェルビーイング社会の実現」では、土佐・福井・北海道の各経済同友会が活動を紹介しました。福井からはウェルビーイング経営委員会の林譲也委員長が登壇し、2021年に発足したウェルビーイング委員会の取り組みを報告しました。コロナ禍で不確実性が高まる中、従業員の幸福に目を向ける必要性を感じたことが委員会設立の背景であり、昨年度からは女性を対象とした勉強会を開催。感謝の伝え方や相手の立場を踏まえたコミュニケーションを学ぶ機会を提供したことで、「自分を大切にする意識が高まった」といった声が寄せられたことを紹介されました。林氏は、仕事を楽しみ自己決定できる人ほど幸福度が高いと述べ、従業員の幸福度向上は同友会の重要な役割であると強調しました。

 続く第2部「企業経営におけるウェルビーイングの重要性」では、福井県立大学 地域経済研究所 准教授である高野翔氏が登壇されました。ブータンでの国民総幸福量(GNH)調査に携わった経験をもとに、精神的豊かさや文化・環境への配慮が幸福の基盤であると説明しました。幸福度を高める鍵として「安心できる居場所」と「活躍できる舞台」を挙げ、「尊厳が守られ、可能性が開花することが幸せにつながる」と語りました。

 2日目は防災・減災をテーマに特別講演と第3セッションが行われ、東日本大震災の教訓を踏まえ、日常の中に防災意識を根付かせる重要性が共有されました。「田舎にはなかなか公助が来ない。自助・共助で生き延びるしかない」との意見があり、備えの徹底が呼びかけられました。

 16年ぶりの高知開催となった今回のセミナーは、地域の幸福、企業のあり方、災害への備えまで、多角的な視点から日本の未来を考える貴重な機会となりました。