代表幹事
林 正博
代表幹事
清川 肇
代表幹事
吉田 真士
挨拶
福井経済同友会は、地域経済活性化と地域貢献に向け、昭和30年に創立以来地域に根ざした活動を続けてまいりました。
我々は、平成22年度を迎えるにあたり、年頭所感に「大交流時代を切り拓く 〜ニューFUKUIの創造〜」を掲げ、東アジアの活力と成長を取り込むためのゲートウエィを目指すべきであると表明した。
経済成長が著しいアジア、とりわけ東アジアは世界同時不況以降、世界経済の牽引役として一段と存在感を増している。我が福井県は、東アジアと歴史的、文化的につながりが深く、中国、韓国、ロシアと日本海を挟んだ対岸に位置し、関西圏や中京圏との結節点に位置している。これから地域間競争がますます激化する中、グローバル化、少子高齢化と人口減少、財政赤字などの多くの課題を抱え、地域の自立を成し遂げるには、こうした優位性を活かし、東アジアの成長力を取り込む将来ビジョンと成長戦略が不可欠である。
一方、福井県における原子力は産業として、エネルギー源として、環境問題への切り札としての貢献度は高く、原子力関連の諸施設や人材は全国的にも有数の集積地である。こうした基盤を産業構造の転換や地域活性化に積極的に活かすことが必要である。
地域の課題が山積する中、これらの課題を地域が自力で解決することが求められている。我々は、福井の歴史と文化を根底に、東アジアとの大交流時代に活路を拓き、原子力を活用した新たな価値創造に向かって以下の活動に取り組んでいく。
「楽しく」、「役に立つ」、「交流」を活動の基本に、タイムリー且つ魅力ある行事の企画・運営により会員相互の親睦と交流をはかり、会勢発展と組織拡充に取り組む。特に、当会活動の基本方針や会員ニーズに的確に応える交流活動に取り組む。会員は県内一円、且つ業種も様々であり、こうした利点を発揮すべく、情報交換やネットワークの形成に役立つような場づくりを進める。
会員数は減少傾向にあり、会員の拡大は重要な課題である。当会の情報を積極的に発信しながら、活力ある団体として会員増強を目指す。
(1) 魅力ある行事を企画・立案・運営し、会員相互の親睦と交流を強化
(2) 例会の主催(「嶺南と嶺北との交流会」を含む)
(3) 会員及び準会員の増強と財務基盤の確立
(4) 関西・中京を始めとした県外地域との積極的な交流活動
(5) 三友会活動の支援
(6) 収支計算書・予算案の審議、作成
(7) 「第110回関西地区経済同友会会員合同懇談会」の企画(平成24年度福井開催)
(8) 海外研修の企画・実施
○企業経営研究部会
前年度に引続き、県内の独自性を発揮する企業を訪問し、強みの源泉や経営者の経営理念、企業内の人づくりを探り、成長企業の要件について研究する。そして、その成果を提言として取りまとめし会員にフイードバックする。
これからの成長産業として、原子力、農業、環境、医療、福祉などは有望分野である。原子力関連企業の誘致、ビジネスとしての農業、低炭素社会への実現に貢献する環境ビジネスなどの新市場、新産業創出により産業構造の転換をはかる研究にも取り組む。
(1)県内外の優良企業訪問及び紹介
(2)企業内の人づくり・人間力強化の研究
(3)新産業創出の研究(原子力、農業、環境など)
(4)産学官連携活動・大学等との連携強化 (福井大学産学官連携本部協力会の活動支援など)
(5)例会、幹事会等の企画
○次世代イノベーション部会
若手会員や新入会員を対象とした経営塾として、研鑽と交流を深めながら当会全体の活性化の起爆剤としての役割を担っていく。部会メンバーや先輩会員であるトップ経営者を講師とし、日頃から実践している経営哲学の要諦を伺うことで、資質向上、啓発と刺激につながるような活動に取り組む。
(1)講演会を通じての啓発と資質向上、懇親会による交流と親睦の強化
(2)新入会員に対しての当会活動の理解促進
(3)若手経営者の入会推進
地域主権が唱えられる中、地域住民による自己判断、自己責任が一層問われる時代を迎えた。県内の市町村は合併により半減したが、住民からは合併をして良かったとの声は少なく、単に行政区域が広くなったと感じているのが大半である。合併の目的である行政の効率化、行政サービスの向上、財政基盤の強化などについて住民目線での検証と基礎的自治体の基盤強化に取り組む。
一方、次代を担う人づくり、地域の宝となる人づくりについても、学校と協働しながら取り組む。
(1)地方分権・地域経営(道州制、行財政改革、まちづくり等)の研究
(2)嶺南と嶺北が一体化するような地域づくりの研究(「嶺南と嶺北との交流会」を含む)
(3)次代を担う人づくり目指した学校との協働
(4)福井県高等学校との懇談会
(5)例会、幹事会等の企画
○政策研究部会
東アジアの活力を取り込み、日本海側の国際的な人流・物流の拠点として羽ばたくためには、関西や中京との広域連携が不可欠である。県内外の研究機関、経済団体などと交流・意見交換をしながら、東アジアのゲートウエイめざし、歴史的、地理的優位性を活かした将来ビジョンや戦略の研究に取り組む。
地域が直面している喫緊の課題や問題についても、他委員会とも連携しながらシンクタンクとしての機能を発揮し、先見的な政策提言を目指す。
(1)東アジアとの交流促進、及び関西、中京との広域連携の研究
(2)行政、大学、県内研究機関、経済団体との懇談会や意見交換会の開催
(3)喫緊の課題に対する政策提言
○エネルギー研究部会
エネルギー需要の増大、石油価格の高騰、温室効果ガス削減への対応が急がれる中、国際的に原子力エネルギーが現実的、且つ最有力の選択肢との再評価が高まりつつある。福井には原子力発電所や研究施設、人材などが集積しているが、こうした現状を活かした福井の将来ビジョン策定に取り組む。特に、アジアを始めとして国内外から広く人材を集め、国際的な人材育成のメッカとしての拠点づくりに取り組む。
(1)より安全の確保を前提とした原子力に対する理解促進
(2)原子力エネルギーの活用による地域づくり
(3)原子力に関する国際的な人材育成の研究
総会 | 毎期決算後開催 |
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例会 | 適時開催 |
特別講演会 | 適時開催 |
常任幹事会 | 毎月開催 |
幹事会 | 適時開催 |
委員会 | 適時開催 |
委員会組織 |
総務交流委員会 企業経営委員会 企業経営研究部会 次世代イノベーション部会 地域経営委員会 <特別委員会> 政策研究委員会 政策研究部会 エネルギー研究部会 |
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会員懇談会 | 平成22年7月頃 |
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来年を語る会 | 平成22年12月上旬 |
懇親ゴルフ |
平成22年4月29日(木・昭和の日) 平成22年10月頃 |
◎他地域との交流活動
≫第108回関西地区経済同友会会員合同懇談会(岡山) 平成22年7月9日(金)・10日(土) |
≫第11回経済同友会北陸会議(福井) 平成22年9月10日(金) |
≫第19回経済同友会中央日本地区会議(岐阜) 平成22年10月8日(金) |
≫第3回日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミット(青森) 平成22年10月18日(月) |
≫第68回西日本経済同友会大会(広島) 平成22年10月22日(金)・23日(土) |
≫第24回全国経済同友会セミナー(福岡) 平成23年4月14日(木)・15日(金) |