事業計画

平成19年事業計画

「福井」の価値創造ビジョンめざして
〜独自能力を活かした新たな地域の経営モデルと地域ブランドを〜

 我々は、平成19年度を迎えるにあたり、年頭所感に「『福井』の価値創造ビジョンめざして 〜独自能力を活かした新たな地域の経営モデルと地域ブランドを〜」を掲げ、福井の個性と強みを活かした地域経営のモデルを構築しなければならないことを表明した。

 少子高齢化、グローバル化、IT化等が進展する中、世界はますます身近になる一方、環境が変化するスピードは速く、あらゆる競争が激しくなっていくことが予想される。地域の担い手が減少する時代を迎え、このような環境変化に即応した新たな地域の経営モデルが求められている。 地域が自立し、持続的に発展する地域経営のモデルを確立するには、様々な分野でのイノベーションの創出が不可欠である。イノベーションは単に技術革新だけでなく、新しい考え方、仕組みにも及び、地域社会を変える源泉である。その創出は、新たな価値創造と地域社会に大きな変化をもたらすこととなり、我々の企業経営はもとより、地域経営、産学官連携、イノベーションを担う人材の育成などあらゆる分野で求められている。

 こうした認識のもと、平成19年度は、これまでの交流委員会、企業経営委員会、地域経営委員会、人づくり委員会に加え、新たに特別委員会として次世代イノベーション委員会を設置し、対話と連携をはかりながら積極的に活動を展開していきたい。

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交流委員会

 当会の内外に対し、「対話と交流」を更に連携までに高め、同友会精神を発揮しながら、情報発信やさまざまな交流活動を進める。
 当会は、会員にとってどのような価値提供ができるのか、地域の中ではどのような存在価値があるのかを問い質しながら、今後の当会の方向性を見つめなおすことが必要である。こうした考えを突きつめ、会員にとって魅力ある会を探りながら、楽しく参加する同友会をめざして活性化をはかっていきたい。そして参加することが楽しくなる、啓発される会をめざし、例会、講演会、セミナーの企画を立てるとともに、会員増強により会勢発展に取り組んでいく。

(1) 例会、幹事会、講演会、セミナー等、魅力ある行事を企画立案し、会員相互の親睦と交流を強化

(2) 会員の増強

(3) 準会員の活動強化と増強

(4) 海外ビジネス視察団の派遣

(5) 国内産業視察の実施

(6) 三友会活動の支援

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企業経営委員会

 グローバル化、IT化の進展により企業の経営環境は劇的に変化する中で、企業は独自の製品、商品、サービスを開発、提供しながら新たなビジネスモデルを築きあげ、競争力を培いながら企業価値を高めていくことが一層求められている。
 これまで、信頼される企業めざしてCSR(企業の社会的責任)に取り組んできたが、この成果を企業経営の実践の場に活かす段階にある。そのため、企業が掲げている経営理念(社訓・社是)を実践することや従業員がやりがいを持って仕事に取り組めるような活動を行っていく。
 こうした取り組みが、企業の価値を高め、ひいては企業ブランドの確立と向上につながるものである。企業ブランドは社会の評価でもあり、評価の高まりにより、従業員の満足度や雇用の確保をもたらすものである。
 一方、企業が成長するためには弛まざるイノベーションに挑戦し、企業自らが変革しなければならない。変革することが、次への成長につながる。このため我々は、現状に甘んじることなく志を高く持ち、絶えず己を磨きながら品格を高め、リーダーとしての資質向上に取り組んでいく。

(1) 企業内イノベーションの実践事例研究

(2) 少子高齢化時代における高齢者及び女性の戦力化について事例研究

(3) 経営者としての資質向上の取り組み

(4) 産学官連携強化の取り組み

(5) 経営セミナーの企画実施

(6) 東アジアとの交流と連携

(7) 企業訪問及び工場見学の実施

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地域経営委員会

 少子高齢化、人口減少の時代を迎え、地域の自立のために新たな地域ビジョンを描くことが求められている。そのために、福井の個性や強みを活かした地域戦略を立て、福井の独自性に磨きをかける地域経営のモデルを確立することに取り組んでいく。
 国から地方に分権が進められる中、まずは地方自治体の強固な基盤づくりが不可欠である。行政の効率化や民間への業務開放による低コスト経営、歳入・歳出の一体改革による財政健全化、市町村合併効果の追求、地方公務員改革など筋肉質の経営体をめざすべきであり、地方行財政改革には引続き取り組んでいく。
 一方、福井には、歴史、風土、文化、産業、観光など全国に誇るべき数多くの宝がある。福井県の知名度は低く、これからの交流人口の拡大、地域経済の活性化をはかるためには、誰もが福井のイメージを認知できる「福井ブランド」の創出が必要である。郷土に対する愛着や誇りを育むためにも、「福井ブランド」を全国に発信することが必要である。このためには、産学官の連携を更に強め、地域の総合力で取り組んでいく。

(1) 地域経営の研究

(2) 「福井ブランド」の研究

(3) まちづくりと環境の取り組み

(4) 地方行財政改革の取り組み

(5) 嶺南と嶺北が一体化するような地域づくりの研究

(6) 地域懇談会や行政・議会等との懇談会の開催

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人づくり委員会

 「地域づくりはまず人づくり」であり、郷土に誇りを持ち、地域の担い手となる人づくりに、企業として、経営者として積極的に取り組んでいく。
人づくりは、学校だけでなく、企業はもちろん親、行政、地域が一体となり取り組むべきものであり、それぞれの役割を果たしながら連携を高めることが必要である。人づくりに貢献することはCSRにもつながり、「先生づくり」、「親づくり」に取り組みながら、子供たちが「夢」や「働くたのしさ」を育む機会を提供する活動を行う。
 一方、少子高齢化時代を迎え、企業内の人づくりも大きな課題である。従業員が自己実現をはかり、能力を高めて成長する喜びを得るような人づくりの風土、人材育成をはかっていく。

(1) 企業内の人づくり、特に女性従業員の人づくり

(2) 福井県内の教育機関との交流と連携

(3) イノベーションを創出する人材の育成

(4) グローバル化に対応した人づくり

(5) 家庭、学校、大学での人間力向上教育策の研究

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特別委員会

○次世代イノベーション委員会

 当会の次世代層の資質向上めざし、組織横断的なプロジェクト委員会として、次世代イノベーション委員会を立ち上げる。
 当委員会は、当会の将来を担う若手会員を中心に、地域を担う県内若手経営者(入会候補者)、行政関係者、大学関係者をオブザーバー会員として加え、各自が交流を通じて資質向上をはかり、ひいては地域経済社会の発展に寄与することを目的とする。

(1) 若手会員の育成

(2) 次世代経営者と学・官との交流と連携

(3) 例会、研究会、セミナー等の実施

(4) 産学官におけるイノベーション事例研究とベンチマーキング訪問

(5) 福井経済同友会の他の委員会との交流と連携

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平成19年度の活動組織と運営

総会 毎期決算後開催
例会 適時開催
特別講演会 適時開催
常任幹事会 毎月開催
幹事会 適時開催
委員会 適時開催
委員会組織 ・交流委員会
・企業経営委員会
・地域経営委員会
・人づくり委員会

<特別委員会>
次世代イノベーション委員会

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交流活動

会員懇談会 平成19年7月頃
来年を語る会 平成19年12月7日(金
懇親ゴルフ 平成20年4月29日
(火・みどりの日)

◎他地域との交流活動

第105回関西地区経済同友会会員合同懇談会(滋賀)
   平成19年7月6日(金)・7日(土)
第9回経済同友会北陸会議
   平成19年9月頃開催の予定
第65回西日本経済同友会大会(高知)
   平成19年10月18日(木)・19日(金)・20日(土)
第16回経済同友会中央日本地区会議(山梨)
   平成19年11月頃の開催予定
第21回全国経済同友会セミナー(京都)
   平成20年4月10日(木)・11日(金)

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