2023年度の定時総会は、会員110名の出席のもと開催された。総会では、林代表幹事の開会挨拶の後、新入会員の紹介があり、その後に林代表幹事の議長により議事を審議した。まず、2022年度事業報告、収支決算、会計幹事からの監査報告があり、原案通り承認された。

　その後、2023年度事業計画の説明が行われ、「難局に負けず、飛躍の準備を　～全国経済同友会セミナーの開催に向けて～」を掲げ、ロシアのウクライナ侵攻に伴う物価の高騰や急激な円安など先を見通しにくい中、2024年3月に迫った北陸新幹線の県内開業は、全国でも福井だけに与えられた明確な好機であり、開業直後の4月に誘致した第36回全国経済同友会セミナー福井大会の準備を今年の最重要案件と位置づける事業計画が承認された。続いて、2023年度収支予算及び役員推薦案が承認された。

　その後、記念講演に移り、来賓や会員企業の社員も聴講し、130名の参加者となった。講演では、公益社団法人経済同友会 副代表幹事であり株式会社価値総合研究所 代表取締役会長の栗原美津枝氏をお招きし、「脱炭素を成長に結び付ける」と題して福井県の地域特性も踏まえたご講演を頂いた。

　交流パーティーでは、杉本知事をはじめ、上田福井大学長など、産学官の主だったご来賓の方々をお迎えし、交流と親睦が深められ大いに盛り上がった。